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中世の温泉

中世の温泉は、鎌倉幕府が開けて、東方の熱海(静岡)、箱根(神奈川)、伊香保(群馬)、草津(群馬)などが有名になりました。
鎌倉に幕府を開き、日本史的に見ると古代から中世へと変遷をたどり、政治の中心が京都から関東に移った鎌倉時代以降は、関東・東海・東北・甲信越などの多数の温泉地が文献上に見られます。史実としても多くの温泉地の様子などが伝えられています。
鎌倉時代以来「伊豆の走湯」と呼ばれている熱海の伊豆山温泉(静岡県)では、武士や高僧などが湯治したという記録が残っており、この頃も湯治場として機能していたことがわかります。上州の伊香保温泉(群馬県)でも、鎌倉時代に湯宿ができたと伝えられ、上州の草津温泉(群馬県)には、源頼朝が鷹狩りの際に入湯したという言い伝えが残されており、共同浴場の一つに「白旗の湯」という名称が残されていますが、定かなことは分かりません。
戦国時代になると、多くの温泉地に傷兵を温泉で治療したという記録が残されています。特に、甲信越地方には、武田信玄や真田幸村などの戦国武将の「隠し湯」と呼ばれる温泉地が多く存在しています。

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